アカウントを1か月前に作って動かす
新規作成したばかりのアカウントでプロダクトを投稿すると、アルゴリズムでトップページに掲載されない事故が起きます。実際にアカウント歴が浅い状態で公開した開発者が、日別149位に沈んで投票が2票しか入らなかった事例があります。運営側のスパム判定を避けるため、少なくとも公開予定の1か月前には個人アカウントを作っておきます。
作ったアカウントで他の開発者の投稿にコメントを書き、プロダクトに投票して利用実績を残します。コミュニティ内で存在感のないアカウントが突然自作アプリを投稿すると、おすすめ一覧(Featured)から外されるリスクが高まります。自作アプリの公式アカウントではなく、開発者個人の名前と顔写真で活動することが基本です。
当日の入力欄を埋めるテキストと画像
公開画面を開いてから説明文を考えると、焦って要点がブレます。以下の素材をテキストファイルに書き出し、画像はすべて規定サイズで書き出してフォルダにまとめておきます。
- アプリ名と60文字以内のキャッチコピー
- 概要説明文(300文字以内)
- アイコン画像(正方形、240x240 px以上)
- メイン画像(ギャラリー用、1270x760 px推奨で3枚から5枚)
- リンク先URLとApp Storeの直接リンク
画像には単にアプリ画面を貼るのではなく、何をする道具なのかがひと目でわかる短い英語コピーを画像上部に入れます。モバイルアプリの場合、iPhoneの枠線に収めた画面キャプチャを並べるのが定番です。文字を小さく詰め込みすぎると、一覧表示のサムネイルで潰れて読めません。
最初のコメントは3段落で書く
公開直後に投稿者自身がぶら下げる「Maker Comment」は、製品の成否を分けます。長文で自分語りを並べても、投票に来た閲覧者は数秒しか目を通しません。Indie Hackersで議論されている通り、最初のコメントは短い3つの要素に絞って書くのが最も反応を得られます。
1段落目には「なぜこれを作ったのか」という個人的な動機を1文で書きます。2段落目には「既存のツールと何が違うのか、主要な機能は何か」を箇条書きを交えずに要約します。3段落目には「試してくれた人への感謝と、率直なフィードバックの募集」を置きます。割引クーポンやProduct Hunt限定のオファーがある場合は、この3段落目の末尾に1行添えます。
着地ページと計測の穴を塞ぐ
Product Huntから届くトラフィックは、数分で去っていく冷やかしが大半を占めます。44人の訪問者が来ても料金プランを見たのが2人だけで登録が0人だったという報告があるように、受け皿となるWebサイトの導線が悪いとすべての露出が無駄になります。
App Storeへのリンクボタンはファーストビューに必ず置き、押したときに正しくストアが開くかiPhoneの実機で確かめます。URLにはUTMパラメータ(?utm_source=producthunt)をあらかじめ付与しておき、通常の検索流入と区別して解析ツールで追跡できるように設定します。また、サーバーの同時接続数を確認し、数百人が一気にアクセスしても落ちないキャッシュ設定を施します。
太平洋時間の0時に合わせて動く
Product Huntの1日は、米国太平洋時間(PT)の午前0時に始まります。日本時間では夕方の16時または17時です。上位を狙うなら、開始直後の数分以内に投稿を公開しなければなりません。開始から数時間で上位5位以内に入らないと、その日の訪問者の目に留まる機会が失われます。
初動で勢いをつけても安心はできません。18時間連続で首位を維持していたチームが、最後の5時間で逆転されて3位に落ちた記録があります。欧米のユーザーが活発に動く深夜から早朝のフェーズでコメントの返信を放置すると失速します。公開後の24時間は、届いたコメントに5分以内に返答できる体制を作っておきます。手元のチェックリストを埋めたら、次は公開当日の返信テンプレートを英語で用意します。

